2019年6月18日
第169日
すべての人が必要な3つの回心
アルファ・カンファレンスで、ある人が私に、彼女の友達に起こったことを書き綴った紙切れを手渡しました。
「スー(この人はクリスチャンではない)は、重度の呼吸障害を患った人のための更生診療所を訪ねました。彼女はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)に罹っており日に日に悪くなっていました。診療所は私たちの教会堂の向かい側にありました。彼女は診療所に到着すると、そこには誰もいませんでした。(彼女は診療日を間違っていたのです!)彼女はぐるっと見回してみると次回のアルファの案内ちらしに目をやりました。
スーは水曜日の夜のコースにひょっこりとやって来ました。彼女はすっかり馴染んで、とても喜び興味を持ちました。彼女は日曜日に教会にやって来て、また水曜日にも戻ってきました。スーはその時突然、イエスは神だとピンときました!彼女にとってはあまりにたくさんのジグソーパズルのピースがありました。彼女は劇的に主に自分の人生を明け渡したのです。彼女は、自分の姉に「私、クリスチャンになったの。」と告げようと電話しました。その時、彼女の姉は集会に出ていて、友人と共にスーのために祈っている最中だったのです。彼女はスーのために25年間祈り続けていたのです。
その次の日曜日、スーは教会に来ました。そして癒しのために祈ってもらうために、前に進んでいき、目を見張るような癒しを受けてCOPDから解放されたのです。彼女は、薬を飲まないでも、家で階段を上り下りすることが出来るようになりました。スーが診療所で療法士に会った時、彼女に起こった、顕著な変化に圧倒されました。彼女は祈られて癒されてから、彼女は他の人が癒されるのを見ました。中にはガンが癒されて例もありました。
4月30日、スーは150人の友人や家族が見守る中で洗礼を受け、祝ってもらいました。彼女は人々に絶大なインパクトを与えています。彼女の話を聞くことが出来る人は誰もが福音を伝えられているのです。」
ジョン・ウィンバーはしばしば私たちは皆、3つの回心が必要だと言っていました。キリストに回心すること、キリストの教会に回心すること、キリストの目標に回心すること。スーは明らかにキリストに回心しただけではなく、すぐさま教会に回心し、キリストの目標に回心したのです!今日の箇所は特にこの3つ目の転換に焦点が当たっています。
神の動機への熱意
詩篇74:18-23
「神よ。立ち上がり、あなたの言い分(動機)を立ててください。(22)」と詩篇の作者は記します。彼は神の目標に思いを寄せています。今日、私たちが見るように、ののしる人々(18a)と神に悪態をつきさえする人々がいるのです(18b)。彼は神に叫びます。「私たちを忘れないでください。あなたの約束を思い出してください。」(19b-20a)
神の目標を人々が攻撃するのを見る時、私たちは意気消沈しやすいものです。最善の応答は、熱心に祈ることです。あなたのフラストレーションを神に持って行くのです。「神よ。立ち上がり、あなたの言い分を立ててください。愚か者が一日中あなたをそしっていることを心に留めてください。あなたに敵対する者どもの声や、あなたに立ち向かう者どもの絶えずあげる叫びを、お忘れにならないでください。」(22-23)
祈り:主よ。今日、私たちの社会を見回すと、多くの人々があなたの御名をののしり、悪態をついています。立ち上がり、あなたの言い分を立ててください。あなたの御名があがめられますように。御国を来たらせ給え。
神の目標を追い求める
使徒12:19-13:12
最終的には、神の目標をとどめるものは何もありません。
ヘロデは人気を博することに成功し権力と富を手に入れました。民衆は、「神の声だ。人間の声ではない」と叫び続けました(12:22)。しかしながら「もうたくさんだ。神はヘロデの傲慢に飽き飽きしてみ使いを送り、彼は打たれて倒れた。もはやヘロデは神を貶めることはできなくなった。彼が倒れて、芯まで腐った、間違いなくウジのわいた年老いた男、彼は死んだ。(23,MSG訳)」
ヘロデの命と対照的に「主のみことばは、ますます盛んになり、広まって行った。(24)」のです。それは「トントン拍子に(24,MSG訳)」成長しました。
神の目標が実を結んでいく時、それにもかかわらず反対がもう一方で起こるという同じような状況を私たちは見ます。サウロ(彼はまた「パウロ」と呼ばれます,13:9)とバルナバが「コルク栓抜きのようにねじ曲がった(7,MSG訳)」バルイエスと呼ばれるペテン師と対決しました。彼は地方総督がキリストに回心するのを止めようとしました。
パウロは、「聖霊に満たされ、彼の眼を真っすぐに見(9,MSG訳)」彼の「神から出た人々を騙そうとする悪だくみ(10,MSG訳)」に対決したのです。バルイエスは目が見えなくなり、地方総督は「信じる者となり、主について彼らが語る事柄に熱心になりました(12,MSG訳)」バルイエスの神を阻止しようとした試みは、彼が望んだものとは全く正反対の結果となったのです。
初代教会は神が為さり、加わってくださる事柄を見出すことを固く決心しました。彼らはともに集まり、主を礼拝し、断食しました(2)。彼らがそうしている間に、聖霊が彼らに語りました。「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい」そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出したのです(2-3)。
バルナバとパウロは「聖霊に遣わされて(4)」送りだされました。彼らは主の目標を追い求めていたのです。彼らは「神のことばを宣べ(5)」彼らは「聖霊に満たされ(9)」ました。「賢明な人」である「地方総督」さえ(7)、「主の教えに驚嘆して信仰に入った(12)」のです。
あなたが、あなたの働きや生活において、神の導きと助けを求めることはとても大切です。あなたのそばにおられる神とともに、あなたは自分の力で描いた夢以上のことを成し遂げることができるのです。
祈り:主よ。どうか、あなたの聖霊によって私にお語りください。あなたが私にするように招いておられることを私が知ることができますように。聖霊の力を通して神の言葉を告げ知らせたいのです。そして、情熱をもってあなたの目標を追い求めたいのです。
神の目標の目指すところ
1列王3:16-5:18
ソロモンは特別な方法で、神の目標に仕えるために召されました。
ダビデは、その生きていた時代において神のみこころに仕えました(使徒13:36)。しかしながら、ダビデは神殿を建てることを許されず、その務めはソロモンに委ねられました。「私の父ダビデが『わたしが、あなたの代わりに、あなたの王座に着かせるあなたの子、彼がわたしの名のために宮を建てる』と言われたとおりです。(1列王5:5)」
ソロモンはその使命を全うするために知恵が必要でした。彼は知恵を求めて祈りました。神は彼の祈りに答えてくださり、彼が願い、また想像した以上のことが彼にできたのです。もしあなたが求めるなら、同じような知恵があなたに与えられると神は約束しておられます。(「あなたがたの中に知恵の欠けた人がいるなら、その人は、だれにでも惜しげなく、とがめることなくお与えになる神に願いなさい。そうすればきっと与えられます。」,ヤコブ1:5)次のすべての領域において知恵を求めましょう。
- 意思決定する知恵
神はソロモンに「さばきを下す」ための知恵を与えました(1列王3:28)。子どもの母親がどちらであるかを決めなければならないという不可能と思える務めが与えられた時、ソロモンに機知に富むアイデアが与えられました。
生き残った子どもを殺すという脅しは、本当の母親を見抜くのには十分でした。「イスラエル人はみな、王が下したさばきを聞いて、王を恐れた。神の知恵が彼のうちにあって、さばきをするのを見たからである。(28)」 - チーム構成する知恵
ソロモンは統治するための指導者のチームを結成しました。これには、祭司、役人、友人、秘書、歴史家、軍隊の司令官が含まれていました。全部で11人で、ソロモンを含めて12人です。これはイエスのコア・チームである「十二弟子」と同じようなサイズです。リーダーシップ・グループとして適切な人数なのでしょう。 - 代表者を選ぶ知恵
これに加えて、イエスラエル全体を地域ごとに分散して管理するために、さらにソロモンは12人の守護を置きました。この中には、ソロモンの義理の息子が二人含まれています(4:11,15)。権限移譲は燃え尽きを避けてリーダーシップの役割を継続するために不可欠な鍵です。 - 平和を生み出す知恵
ソロモンの統治のもとで「ユダとイスラエルの人口は、海辺の砂のように多くなり(20a)」ました。それだけでなく、「彼らは飲み食いして楽しんでいた(20b)」のです。さらに「周辺のすべての地方に平和がありました(24)。」 - 洞察する知恵
「神は、ソロモンに非常に豊かな知恵と英知と、海辺の砂浜のように広い心とを与えられた。(29)」彼の名声は周辺のすべての国々に広がりました(31)。「彼は三千の箴言を語り、彼の歌は一千五首もあった。(32)」詩篇72篇と127篇、箴言10:1-22:16、25:1-29:27はソロモンの作品です。ソロモンの知恵を聞くために、すべての国の人々や、彼の知恵のうわさを聞いた国のすべての王たちがやって来ました(34)。
ソロモンは神の民に属さない者であっても助けを求めて来たものを受け入れるという知恵を持っていました(5章)。「主は約束どおり、ソロモンに知恵を賜った…。」(5:12) - 神の目標を追い求める知恵
ソロモンは神の御名の栄誉を見るために神殿を建てるというビジョンを持ちました(4-5)。今日、あなたが神の目標を追い求めることが出来る一つの方法は、神の御名の栄誉をもたらすために、新しい神殿である教会が立て上げられるのを見ることを追い求めることなのです。
祈り:主よ。私たちに私たちの召しを成就するための知恵を与えてください。あなたの御名があがめられ、イエスの地上での目標を進展させることができるように助けてください。アーメン。
H.K