Tokyo Chapel

2019年8月6日

第218日

神はあなたとともにいる

あなたはこんな体験を今までしたことがあるかもしれません。あなたは自分の信仰を友達に話しています。そして彼らはポカンとしてあなたを見つめなおしています。彼らは、あなたが話していることについて何もわからないでいるのです。あなたがイエスとの関係について話すとき、彼らにとっては「空想上の友達」についてあなたが話しているように思うのです。それで彼らには何も伝わらないのです。

使徒パウロは、聖霊の助けがあって初めて霊的真理をあなたは理解することができるということを指し示しています。「生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。なぜなら、御霊のことは御霊によってわきまえるものだからです。(1コリント2:14)」聖霊によって神が私たちとともにおられる時、神は私たちに「恵みによって神から私たちに賜ったものを(12)」理解させてくださるのです。

インマヌエル(神は私たちとともにおられる)という名は新約聖書の中でイエスにあてられた称号です(マタイ1:23)イエスはあなたと共におられます。広大な宇宙を創造した神があなたと共にいるということは、尋常なことではないのです。それは特別に驚くべき約束です。そのお方がともにおられること聖霊によってを体験する時、人生が変わります。


問題の内に主はともにおられる

詩篇91:9-16

「苦しみのとき(1)」問題のさなかにある時、私たちは神が自分のもとから去ってしまったような気分になるものです。そのようなときに感覚や感情に流されず、神の約束に耳を傾けましょう。

この詩篇は神の守りを主題としており、あなたは恐れることはないと励ましています。

「もしあなたが、いと高き方をあなたの住まいとしたなら
―そのお方は主、私の避け所なるお方
そうすれば、わざわいは、あなたにふりかからず
いかなる病気もなたの天幕に近づくことはない。(9-10,NIV訳)」

これはトラブルに見舞われない生活のためのレシピみたいですが、詩篇の作者は続けます。

「彼がわたしを愛しているから、わたしは彼を助け出そう。
彼がわたしの名を知っているから、わたしは彼を高く上げよう。
彼が、わたしを呼び求めれば、わたしは、彼に答えよう。
わたしは苦しみのときに彼とともにいて、彼を救い彼に誉れを与えよう。(14-15)」

主を愛する者も問題を避けて生きて行けないことは明らかです。神はトラブルに見舞われない生活を約束してはおられません。
むしろ、神はあなたを助け、あなたを守り、あなたの祈りに答えることを約束しておられるのです。神は約束を与えるだけでなく、苦しみのとき「わたしは…ともにいて」と言われるのです。これは大きな違いです。最も暗い日を通り過ぎる時も、主はともにおられます。あなたは独りっきりではありません。

祈り:主よ。感謝します。あなたは問題のとき、私とともにおられます。あなたの救い、解放、守り、そして私の祈りへの答えを感謝します。主よ。今日、私はあなたにもう一度呼ばわります…。


御霊によってあなたとともおられる

1コリント2:6-16

聖霊を通して、神は最も尋常ではない方法、すなわちあなたの内に実際におられるという方法で、神はあなたとともにおられます。神があなたとともおられる方法として、ご自身の霊を通して以上に、さらに自由に臨まれる方法はなかったのです。

この箇所で、パウロはこの方法で神があなたとともにおられる特別な恩恵のいくつかを説明しています。「霊は霊によってのみ知られることが出来ます。-神の霊と私たちの霊は開かれた聖餐にあずかります。霊的に生き生きしているので、私たちは神の霊が為されるすべてのことにつながるのです。そして霊的ではない批判によって裁かれることはありません。『神の霊を知る者が周りに誰かいるだろうか?神の霊が何を為さるのかを知る者が誰かいるだろうか?』というイザヤの疑問の答えはこうです。キリストが知っている。そして私たちはキリストの霊を持っている。(15-16,MSG訳)」

詩篇の作者のように、使徒パウロはすべての素晴らしいことを詳しく説明します。「神はご自身を愛する者たちを用意しておられました。」(9,詩篇91:14参照「彼がわたしを愛しているから…」)

パウロは神の知恵と、「一年かそこらで賞味期限切れになるような、ひっぱりだこの専門家の流行の知恵(1コリント2:6,MSG訳)」である、この世の知恵を比較しています。神の隠された知恵、イエスの生と死と復活という不思議は私たちに啓示されました(6-10)。この世の支配者たちは、だれひとり悟りません(8)。もし知っていたなら、「栄光の主(8)」なるイエスを十字架につけたりはしなかったでしょう。

神の隠された知恵は驚くべきものです。「目が見たことのないもの、耳が聞いたことのないもの、そして、人の心に思い浮かんだことのないもの。神を愛する者のために、神の備えてくださったものは、みなそうである。(9)」

ヴォーン・ロバーツの著書「真の霊性(True Spirituality)」に聖霊が神の知恵を私たちに啓示する4つの段階が記されています。

  1. 御霊は知っておられます
    生まれまれながらの人間が知りえない、神の思いと心を御霊は知っておられます。「御霊はすべてのことを探り、神の深みにまで及ばれるからです。いったい、人の心のことは、その人のうちにある霊のほかに、だれが知っているでしょう。同じように、神のみこころのことは、神の御霊のほかにはだれも知りません。(10b-11)
  2. 御霊は啓示してくださいます
    御霊は知恵なる神の知識を独り占めすることをなさいません。ご自身が住まわれる人に啓示されるのです。「私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神の御霊を受けました。それは、恵みによって神から私たちに賜ったものを、私たちが知るためです。(12)」あなたは神からの霊を受けたのです。神はあなたと共におられます。もちろん、神の深みを推し量ることはできませんが、神の隠された知恵を理解することができるように神はしてくださったのです。後ほど、この手紙の中でパウロは「私たちは鏡にぼんやり映るものを見ていますが、その時には顔と顔とを合わせて見ることになります。(13:12)」と記しています。
  3. 御霊は霊感を与える
    パウロは他の人々に福音の知恵を手渡して行くために御霊によって教えられました。「この賜物について話すには、人の知恵に教えられたことばを用いず、御霊に教えられたことばを用います。その御霊のことばをもって御霊のことを解くのです。(2:13)」御霊は同じようにあなたに「御霊のことばをもって御霊のことを解く」ことができるように教えてくださいます。通常、それは使徒たちによって新約聖書に記録された霊感されたことばによってです。あなたは、人々にイエスを指し示す聖書に沿ったことばを分かち合うことができるのです。
  4. 御霊は照らし出します
    御霊の働きなしに霊的な真理を理解することは出来ません。「生まれながらの人間は、神の御霊に属することを受け入れません。それらは彼には愚かなことだからです。また、それを悟ることができません。なぜなら、御霊のことは御霊によってわきまえるものだからです。(14)」御霊によって神があなたと共にいるなら、あなたは実際に主のみこころを理解することができます。実に「私たちには、キリストの心があるのです。(16)」

祈り:主よ。あなたの霊によって、あなたが私とともにいてくださるというこの驚くべき事実のゆえに感謝します。今日、私の決断と会話のすべてにキリストの心がありますように。霊的な真理を霊的なことばで言い表すことが出来ますように祈ります。


成功の時にあなたとともおられる

1歴代22:2-23-32

誰かほかの人が、奉仕の場であなたがしたかったことをする特権を得た時にがっかりしたことはありませんか?欲求不満を感じたり、失望したりするより、1歴代22:6-11にあるダビデの手本は、他者の成功するように祈り、成功した時に励まし、祝福し助けることへのチャレンジです。

ダビデは本当に神殿を自分の手で建てたいと願っていました。今、ダビデは彼の息子ソロモンに彼の後を継がせる準備をしています。ダビデはソロモンのためにすべての準備をしました。ダビデはソロモンが立派に後を継ぐことができるように計画したのです。

リーダーシップはあなたが導こうとしている人々に仕えることです。それは彼らがあなたより遠くに達し、うまく行くようになるためです。あなたが他者がうまく行くように祝福することに忠実である時、神はあなたの名誉と祝福について忠実なお方となるでしょう。

ダビデソロモンが一緒に神殿の建設を可能にしたと言えます。ダビデ自身は「多くの血を流した(8)」ので、その事業を興すことはできませんでした。実際にはソロモンが神殿を建設することになったのです。

ダビデは言います。「そこで今、わが子よ、主があなたとともにおられ、主があなたについて語られたとおり、あなたが、あなたの神、主の宮をりっぱに建て上げることができるように。ただ、主があなたに思慮と分別を与えて…くださるように。…強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。…立ち上がって、行ないなさい。主があなたとともにおられるように。」(11-16)

主はただソロモンとだけともにおられたのではありません。「そして、ダビデはイスラエルのすべてのつかさたちに、その子ソロモンを助けるよう命じた。
あなたがたの神、主は、あなたがたとともにおられ、周囲の者から守ってあなたがたに安息を与えられたではありませんか。』(17-18a)」神は彼らともともにおられたのです。この地は主の前とその民の前に服しました(18b)。主は彼らに言いました。「あなたがたは心を尽くし、精神を尽くして、あなたがたの神、主に求めなさい。(19)」

彼らは達成し、安息を得ました。「イスラエルの神、主は、御民に安息を与え、とこしえまでもエルサレムに住まわれる。(23:35)」

これが大いなる喜び、感謝そして賛美の理由です。レビ人たちは「朝毎に主をほめたたえ、賛美し、夕べにも同じようにする(30)」役割を果たしました。

長期的な成功は、あなたとともにおられる神からやってきます。人生は容易ではありません。しかし、もしあなたがイエスのそばにいるなら、あなたは多くの実を結び、その実は永遠に永らえることをイエスは約束されたのです。(ヨハネ15:1-17)

祈り:主よ。あなたが私とともにおられることに感謝と賛美を禁じえません。あなたは私に長期的な成功と安息を約束してくださいました。朝毎に主をほめたたえ、賛美し、夕べにも同じようにすることが出来ますように。アーメン。

H.K

References

Vaughan Roberts, True Spirituality, (IVP, 2011).